胃憩室とは?
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胃憩室とは、胃の壁の一部が外側へポケット状にふくらんだ状態をいいます。
胃の筋層が弱い部分にできると考えられており、大腸憩室に比べると非常にまれです。
多くの場合は 胃カメラやバリウム検査で偶然に見つかる良性の変化で、そのまま経過観察となることがほとんどです。
胃憩室の原因
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多くは、生まれつき胃の壁が弱い部分にできる「先天性」と考えられています。
特に胃の入り口付近(胃底部)にできる憩室が多く、普段は無症状で生活に支障をきたすことはほとんどありません。
胃憩室の症状Gastric Diverticulum-03
胃憩室のほとんどは 無症状 で、日常生活に影響を及ぼすことはありません。
ただし、まれに以下のような症状がみられることがあります。
- 胃もたれ
- みぞおちの不快感
- 吐き気
憩室に食べ物などがたまることで炎症を起こすことがあり、この状態を「胃憩室炎」といいます。
憩室炎になると、上記症状が強く出たり、腹痛や発熱を伴う場合があります。
また、ごくまれではありますが、憩室からの出血や、穿孔(胃の壁に穴が開くこと)を起こすことがあります。
その場合は、吐血・黒色便・急激な腹痛など重い症状につながることがあります。
なお、症状がある場合でも、実際には憩室そのものではなく、胃炎・逆流症など他の疾患が原因であることが多い とされています。
胃憩室の診断・検査Gastric Diverticulum-04
胃憩室は、主に次の検査で確認できます。
胃透視(バリウム検査)
検診や人間ドックで偶然見つかることがあります。
上部内視鏡検査(胃カメラ)
- 胃の内側を直接観察できるため、最も有用な検査方法です。
- 当院では、鎮静剤を使用し、できるだけ苦痛の少ない胃カメラを心がけています。
他院のバリウム検査で胃憩室を指摘された方、
あるいは、胃憩室だけでなく 他の疾患が隠れていないか心配という方は、
ぜひ一度 胃カメラでの精査をご検討ください。
胃憩室の治療Gastric Diverticulum-05
基本的に治療は不要 です。
胃憩室自体が強い症状や合併症を起こすことは非常にまれで、通常は経過観察のみで問題ありません。
ただし、以下の場合には追加の対処が必要になることがあります。
- 強い胃の症状が続く場合
- 憩室内に食べ物が溜まりやすい場合(非常にまれ)
- 憩室に炎症(憩室炎)が起きた場合
必要に応じて薬物治療や、まれに外科的治療を検討します。
さいごにGastric Diverticulum-06
胃憩室は、胃カメラで見つかることのある 良性の構造変化 です。
多くの方は治療の必要はなく、日常生活への影響もほとんどありません。
ただし、症状がある場合には、憩室ではなく別の胃の病気が隠れている可能性があります。
気になる症状が続く場合や、健診で指摘された場合は、どうぞお気軽にご相談ください。







